老犬介護への思い

老犬介護士の資格があることを知ったきっかけは老犬の看取りを経験したことからでした。
当時は治療以外のケアができず、看取り後は喪失感だけが残りました。

そんな経験から老犬介護を知り、資格を取り、動物病院での勤務を経て同じ悩みを抱える方のチカラになりたいと「Dog Life Support栞」を立ち上げました。

登米市内では4,210頭の犬の登録があるそうです。(令和4年3月31日現在)
それに対し、動物病院は6軒、動物関連施設が7軒で、そのうちホテル業を営む施設は4軒です。

飼い主とペットが抱える課題

動物関連施設の数が登録頭数に対して不足していると感じるのは私だけでしょうか?

さらに、老犬を預けることのできる施設は、病院や定期的にトリミングを受けている飼い主と、そのペットに限られるという制限があります。

これが何を意味するかというと、定期的に病院だったり、トリミングを受けていなければ、いざという時に8歳を超えたペットを預かってもらえる場所がないということなんです。

老犬介護を必要としている場面は少なくありません。
・結婚や葬儀、またはその他の重要な行事で家を空けなければならない場合
・飼い主さんが手術や入院をする場合
・介護疲れ(高齢犬に限らず)
・終末期に家を留守にする場合
・・・etc

また、トリミングやグルーミングをする既存の店舗では、寝たきりの犬に対する清潔保持に関する最低限の配慮や指導が欠如していると感じています。

この観点から、高齢犬や介護が必要な犬に特化した施設の必要性を感じたのです。

私たちが解決していきたいこと

老犬施設の役割は、若年期からの利用を通じて介護予防を促進したり指導を行うこと、定期的なトリミング施設の利用を通じてケガの予防や清潔を保つことの重要性を啓発することにあります。

さらに、高齢期や介護期において行き場を失った難民犬の問題を解消することも重要と考えています。

将来的には、既存の施設と統合し、犬のしつけやトレーニングを行う複合施設を構築したいとも考えています。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP